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平成24年度 基本8ヶ月コース第6回が行われました。

基本8ヶ月コース第6回が行われました。

第6回のテーマは、「総義歯臨床のための診査・診断」です。今回の内容は、総義歯治療に際して、床縁、床粘膜面、床研磨面、咬合面の各構成要素ごとに、どの段階でどのように診査・診断を行うのか、具体的にどう治療を進めて行けば良いのかという基準を明確にすることです。総義歯の臨床で大切なことは、義歯の各構成要素がいずれも一人一人の患者さんの顎口腔系諸組織と形態的に、また機能的に調和がとれているか否かを歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士がそれぞれの立場で的確に診断できることです。「総義歯治療の43ステップ」に沿って、これらの捉えておくべき点を項目ごとに確認致しました。

総義歯治療は、最も基本的なフルマウス・リコンストラクションであると考えています。今回お示しした内容は、一口腔単位で各患者さんの顎口腔系の調和を図ってまとめるという意味で、全ての歯科治療において同様に考慮する必要があることです。是非明日からの臨床に活かして頂きたいと思います。

今回確認して頂いた内容はほぼ全て黒本(デザイニング・コンプリートデンチャー)に記載されています。「前処置」は p.48〜57 に、「作業模型・蝋堤製作」は p.92〜103に、「シリコン埋没」は p.192〜200にあります。他にも本研修会オリジナルの方法が多数ありますのでご確認下さい。